乾杯の挨拶・締めの挨拶の意味と役割 その2

乾杯・締めの役割

乾杯の挨拶・締めの挨拶を上手くまとめるコツ

 ◆乾杯の挨拶を依頼された場合

   「乾杯のあいさつ」の依頼は、多くの場合事前に依頼されます。

   依頼を受けたら、よほどの支障がない限り、快く引き受けるのが

   エチケットです。

   また、趣味の会などの気楽な会などでは当初予定していた人の

   欠席などで、突然指名を依頼される場合もあります。

   そんな時のために、催しに参加した際は、他の人の挨拶に注目し

「自分ならこう挨拶しよう」などと考えておく習慣をつけておくと

   役立ちます。

◆乾杯の挨拶のポイント

   ①通常の場合は、話し言葉はいつもの会話調で話すのが、最善です。

   ②挨拶は、短めが好まれます。テーマは一つに絞り所要時間を

      1分30秒以内にまとめるのがよいでしょう。

   ③あいさつははっきりと明るい口調を心がけ、唱和を依頼したあとに若干の

       間をもちましょう。「ご用意はよろしいでしょうか。」と

       呼びかけると上手くまとまりやすくなります。

   ④「乾杯」の発声は、よりはっきりした大きな声で発声します。

       また最後には唱和へのお礼の言葉

      「ありがとうございました。」と述べ、終わりとしましょう。

◆中締めの挨拶のポイント

    催しが一段落をした頃に途中で、退席をしなければならない人に

    配慮して行われるのが、「中締め」です。

    時間的な目安としては、1時間30分~2時間の間に行われるのが

    一般的です。「中締め」終了後に退席される人のためにも

    ハッキリと大きな声で締めましょう。

   ※締め方は一本締め

      最初に(お手を拝借と呼びかけ)

     (パパパン、パパパン、パパパンパン)ありがとうございました。

   ※一丁締め

       最初に(お手を拝借と呼びかけ)

       1回だけ、(パン 大きく手を打つ)ありがとうございました。

上記の2通りがほとんどです。

  ◆ポイント    

    どちらも、はじめに(お手を拝借と呼びかけ)

   「よぉ~」と大きな声で呼びかけることにより

     注目を集めてから始めると上手くまとまりやすくなります。

 ◆大締めのポイント

   「本締め(大締め)」は、会をお開きにするために行いますが、「なにごと

    も終わりよければすべてよし」と言われるくらい大事な最後の挨拶です。

    簡単なあいさつの後、行いますが「本締め(大締め)」の締め方は

    ※三本締め(一本締めを3回行います)

      1回目(パパパン、パパパン、パパパンパン)

      2回目 「よっ 」の合いの手の後(パパパン、パパパン、パパパンパン)

      3回目 「もう一丁 」の合いの後(パパパン、パパパン、パパパンパン)

       「ありがとうございました。」

       もしくは「万歳三唱」というケースが多いようです。

       使い方の違いは、「手締め」が催しを丸く円満に収める意味

      「万歳三唱」は、おめでたい時、さらなる発展を願うとき

       などで、使い分けられます。

      どちらも、皆さんに声をかけ、注目を集めてからはじめると

      上手くまとまりやすくなります。

引用・参考文献

・会社行事・地域の行事の司会・乾杯実例集

 

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